数学 › 微分幾何学 › 熱核の漸近展開

Dirac 型作用素の熱作用素

定理 7.1(「熱核の漸近展開」§7) ・ ✓公理まで証明済み

SS を Clifford 加群、DD をその Dirac 型作用素(定義域 Γ(S)\Gamma(S))、D2=∇∗∇+RD^2=\nabla^*\nabla+\mathcal{R} を Weitzenböck 公式とし、KK を Laplace 型作用素 D2D^2 の熱核(命題 2.3 の 2、定理 4.6)、Tt\mathcal{T}_t をその熱作用素とする。MM の次元は 11 以上とする。

  1. 滑らかな切断からなる L2(S)L^2(S) の正規直交基底 (ψj)(\psi_j) と実数 μj\mu_j で Dψj=μjψjD\psi_j=\mu_j\psi_j、∣μj∣→∞|\mu_j|\to\infty となるものがある。DD の閉包 Dˉ\bar D は自己共役で、DD の自己共役な拡大は Dˉ\bar D だけである。Dˉ\bar D はコンパクトなレゾルベントをもつ。
  2. t>0t\gt0 で e−tDˉ2=Tte^{-t\bar D^2}=\mathcal{T}_t(左辺は関数計算)。とくに e−tDˉ2e^{-t\bar D^2} はトレースクラスで、滑らかな核 Kt(x,y)K_t(x,y) をもち、SS の連続な自己準同型の場 Φ\Phi について Tr⁡(Φe−tDˉ2)=∫Mtr⁡(Φ(x)Kt(x,x))dμ(x)\operatorname{Tr}(\Phi e^{-t\bar D^2})=\int_M\operatorname{tr}\bigl(\Phi(x)K_t(x,x)\bigr)d\mu(x)。
  3. t→0t\to0 で、xx について一様に Kt(x,x)=(4πt)−n/2(1+t(s(x)6−R(x))+O(t2))K_t(x,x)=(4\pi t)^{-n/2}\Bigl(1+t\Bigl(\dfrac{s(x)}6-\mathcal{R}(x)\Bigr)+O(t^2)\Bigr)。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 269 件、定義なども含めて 312 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 18 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 1 件