スペクトル定理(エルミート行列)
を 次エルミート行列()とする。このとき、 次ユニタリ行列 と、実数を対角成分に持つ対角行列 が存在して
が成り立つ。 は重複度を込めた の固有値であり、 の列ベクトル は を満たす の正規直交基底である。
言い換えると、 は の固有ベクトルからなる正規直交基底を持つ。
閉包の状態
✓ 公理まで証明済み
証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 18 件、定義なども含めて 20 件)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 5 件)
▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。
固有値の存在✓系 4.6・固有値と固有ベクトル
- 特性多項式の次数と係数✓命題 4.3・固有値と固有ベクトル
固有値の判定条件✓命題 3.3・固有値と固有ベクトル
- 固有値と固有ベクトル定義 3.1・固有値と固有ベクトル
エルミート行列の固有値と固有ベクトル✓補題 3.3・スペクトル定理
不変部分空間の直交補空間✓補題 4.1・スペクトル定理
- 随伴の基本性質✓命題 2.2・スペクトル定理(上で展開済み)
- 正規直交基底による展開✓定理 5.3・内積空間とグラム・シュミット直交化
直交分解定理✓定理 7.1・内積空間とグラム・シュミット直交化
正規直交基底の存在✓系 6.2・内積空間とグラム・シュミット直交化
グラム・シュミットの直交化✓定理 6.1・内積空間とグラム・シュミット直交化
- 正規直交基底による展開✓定理 5.3・内積空間とグラム・シュミット直交化
- 直交系は一次独立✓命題 5.2・内積空間とグラム・シュミット直交化
有限次元空間の基本性質✓命題 5.7・ベクトル空間と線形変換
- 正規直交基底による展開✓定理 5.3・内積空間とグラム・シュミット直交化
ユニタリ行列の特徴づけ✓命題 3.2・スペクトル定理
- 随伴の基本性質✓命題 2.2・スペクトル定理(上で展開済み)
これを使っている定理 証明で参照している 27 件
- 勾配の大きさの指数的な上界✓命題 8.1・ニューラルネットワークと逆伝播
- エルミート行列の生成するユニタリ群✓補題 2.2・波動方程式と Schrödinger 方程式の時間発展
- leapfrog 法の安定条件✓定理 3.3・波動方程式と Schrödinger 方程式の時間発展
- Crank–Nicolson 法のユニタリ性と誤差✓定理 6.3・波動方程式と Schrödinger 方程式の時間発展
- 指数関数が縮小になる 2 つの場合✓補題 2.2・経路積分 Monte Carlo
- 2 つの推定量の期待値と分散✓命題 6.2・経路積分 Monte Carlo
- 可逆な遷移行列の固有分解✓補題 2.3・統計誤差の解析
- 熱核によるスペクトル分解✓定理 5.2・熱核の漸近展開
- Dirac 型作用素の熱作用素✓定理 7.1・熱核の漸近展開
- 正規行列の特徴づけ✓命題 3.2・行列の分解と標準形
- 特異値分解✓定理 4.1・行列の分解と標準形
- クーラン・フィッシャーの最大最小原理✓定理 3.1・行列の固有値評価と不等式
- 実対称行列の直交対角化✓系 4.3・スペクトル定理
- 主軸定理と正定値性の判定✓定理 6.3・スペクトル定理
- スペクトル定理(正規行列)✓定理 8.1・スペクトル定理
- Wilks の定理✓定理 5.2・検定と区間推定
- 一般化最小二乗(Aitken)✓定理 6.1・線形モデル
- 有限回での停止✓系 5.3・Krylov 部分空間法 I
- 共役勾配法の収束の評価✓定理 5.4・Krylov 部分空間法 I
- 前処理つき共役勾配法✓定理 6.2・Krylov 部分空間法 I
- 離散 Laplace 行列の条件数✓系 8.4・行列のノルムと線形方程式の条件数
- Hermite 行列の冪乗法✓系 3.5・固有値の計算 I
- Rayleigh 商反復の局所 3 次収束✓定理 5.2・固有値の計算 I
- 残差による固有ベクトルの評価(sin θ 評価)✓定理 5.2・対称固有値問題と特異値分解の計算
- 一般化固有関数の存在(Schnol–Berezanskii 型)✓補題 8.1・Harper 模型とほぼ Mathieu 作用素
- 2 世代の物質中の混合(MSW 効果)✓定理 5.5・弱い相互作用とニュートリノ
- 無限井戸のスペクトル✓定理 3.1・1次元の簡単な系