数学 › 代数学(群・環・体) › ガロア理論への招待
ガロア理論の基本定理
を標数 の体の有限次ガロア拡大とし、 とおきます。部分群 に対し
とおき(補題 3.2 の証明と同じ計算によりこれは を含む の部分体で、 の固定体といいます)、中間体 には を対応させます。このとき次が成り立ちます。
- であり、 です。
- 任意の中間体 に対して はガロア拡大であり、2 つの対応
は互いに逆写像で、 の部分群全体と中間体全体との間の全単射を与えます。どちらも包含関係を逆にします。すなわち であり、 です。 3. 各 に対し 、( の における指数)です。 4. 中間体 について、 がガロア拡大であることと が の正規部分群であることは同値です。このとき制限写像
は well-defined な全射群準同型で 、したがって準同型定理により
が成り立ちます。
閉包の状態
✓ 公理まで証明済み
証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 21 件、定義なども含めて 27 件)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 5 件)
▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。
同型の延長の個数✓補題 7.5・ガロア理論への招待
- 分離性の判定✓命題 6.11・多項式環と体の拡大
代数的な元による単拡大✓命題 6.2・多項式環と体の拡大
環の準同型定理(第一同型定理)✓定理 5.1・イデアルと剰余環
- イデアルの判定条件✓命題 3.2・イデアルと剰余環 この先をたどる →
- 剰余環✓定理 4.2・イデアルと剰余環 この先をたどる →
- 法 I による合同と剰余類定義 4.1・イデアルと剰余環
PID の既約元は素元で、生成するイデアルは極大✓補題 2.4・多項式環と体の拡大
極大イデアルと体✓定理 6.3・イデアルと剰余環
- イデアルの判定条件✓命題 3.2・イデアルと剰余環 この先をたどる →
- 素イデアルと極大イデアル定義 6.1・イデアルと剰余環
- 単元を含むイデアル✓補題 3.3・イデアルと剰余環
- 次数の連鎖律✓命題 2.3・ガロア理論への招待
アルティンの定理✓補題 7.7・ガロア理論への招待
- デデキントの補題(指標の一次独立性)✓補題 7.6・ガロア理論への招待
- 次数の連鎖律✓命題 2.3・ガロア理論への招待
自己同型は根を置換する✓補題 3.2・ガロア理論への招待
準同型定理(第一同型定理)✓定理 5.1・群の準同型定理
ファイバーは核の左剰余類✓補題 4.3・群の準同型定理
- 準同型の基本性質✓命題 3.3・群の準同型定理(上で展開済み)
- 群準同型写像定義 3.1・群の準同型定理
単射性の判定✓命題 4.4・群の準同型定理
- 準同型の基本性質✓命題 3.3・群の準同型定理(上で展開済み)
- ファイバーは核の左剰余類✓補題 4.3・群の準同型定理(上で展開済み)
- 同型写像と同型定義 3.2・群の準同型定理
これを使っている定理 証明で参照している 18 件
- ガロアの可解性判定✓定理 5.4・ガロア理論への招待
- アーベル–ルフィニの定理✓定理 6.2・ガロア理論への招待
- x⁵ - 4x + 2 のガロア群は S₅✓命題 6.5・ガロア理論への招待
- 根号で解けない具体的な 5 次方程式✓系 6.6・ガロア理論への招待
- の Abel 拡大と円分拡大の相互写像✓定理 4.6・類体論
- Artin 写像は全射で、ノルムの上で自明✓命題 5.2・類体論
- Q 上の相互法則と存在定理✓定理 7.6・類体論
- 円分多項式の既約性✓定理 2.3・円分体と Kronecker–Weber の定理
- 素数冪次数の巡回拡大への還元✓補題 7.3・円分体と Kronecker–Weber の定理
- Galois 群は上にある素イデアルに推移的に作用する✓補題 3.1・分解群・惰性群・Frobenius 元
- 分解体・惰性体での分解✓定理 4.1・分解群・惰性群・Frobenius 元
- 中間体での完全分解・不分岐の判定✓系 4.2・分解群・惰性群・Frobenius 元
- 大域体のテンソル積と局所成分✓定理 3.1・局所体
- Krasner の補題✓補題 6.1・局所体
- 弱モーデル・ヴェイユの定理✓補題 17.14・楕円曲線・モジュラー形式と現代数論
- Kummer 対✓補題 5.1・S 単数と Kummer 理論
- Kummer 拡大と巡回拡大✓定理 5.2・S 単数と Kummer 理論
- Kummer 理論の基本定理✓定理 5.4・S 単数と Kummer 理論