数学 › 複素幾何 › 概複素構造と Dolbeault コホモロジー

Dolbeault コホモロジーの基本性質

命題 5.2(「概複素構造と Dolbeault コホモロジー」§5) ・ ✓公理まで証明済み

  1. Hp,0(X)=Ωp(X)H^{p,0}(X)=\Omega^p(X) である。α∈Ap,0(X)\alpha\in A^{p,0}(X) が正則 pp 形式であることは、正則座標で α=∑∣I∣=pfI dzI\alpha=\sum_{|I|=p}f_I\,dz_I と書いたとき係数 fIf_I がすべて正則関数であることと同値である。
  2. 正則写像 F:X→YF:X\to Y による引き戻しは ∂ˉ\bar\partial と可換で、線型写像 F∗:Hp,q(Y)→Hp,q(X)F^{*}:H^{p,q}(Y)\to H^{p,q}(X) を引き起こす。
  3. ウェッジ積は双線型写像 Hp,q(X)×Hp′,q′(X)→Hp+p′,q+q′(X)H^{p,q}(X)\times H^{p',q'}(X)\to H^{p+p',q+q'}(X) を引き起こす。
  4. XX がコンパクトのとき、積分は線型写像 ∫X:Hn,n(X)→C\int_X:H^{n,n}(X)\to\mathbb{C} を定め、これは全射である。とくに Hn,n(X)≠0H^{n,n}(X)\ne0。
  5. XX がコンパクトで、α\alpha が恒等的に 00 ではない正則 nn 形式のとき、α\alpha は dd 完全ではなく、αˉ∈A0,n(X)\bar\alpha\in A^{0,n}(X) は ∂ˉ\bar\partial 閉で ∂ˉ\bar\partial 完全ではない。とくに H0,n(X)≠0H^{0,n}(X)\ne0 である。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 95 件、定義なども含めて 118 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 6 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 3 件

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