数学 › 複素幾何 › 複素多様体と正則写像

解析的超曲面の局所的な構造

系 9.4(「複素多様体と正則写像」§9) ・ ✓公理まで証明済み

UU を 0∈Cn0\in\mathbb{C}^n の開近傍、f,g,h∈O(U)f,g,h\in\mathcal{O}(U) とし、Z(f)={f=0}Z(f)=\{f=0\} と書く。

  1. (既約成分への分解)ff の 00 での芽が 00 でも単元でもなく、On\mathcal{O}_n で f=u p1a1⋯pkakf=u\,p_1^{a_1}\cdots p_k^{a_k}(uu は単元、pip_i は互いに単元倍でない既約元)と分解するとき、00 の近傍で Z(f)=Z(p1)∪⋯∪Z(pk)=Z(p1⋯pk)Z(f)=Z(p_1)\cup\dots\cup Z(p_k)=Z(p_1\cdots p_k) である。
  2. (零点集合が定義関数を決める)ff の 00 での芽が重複因子をもたず、gg が 00 のある近傍で Z(f)Z(f) の上で 00 ならば、On\mathcal{O}_n で f∣gf\mid g である。とくに、重複因子をもたない二つの芽が 00 の近傍で同じ零点集合をもてば、両者は単元倍の違いしかない。
  3. (近くの点への伝播)g,hg,h の 00 での芽が On\mathcal{O}_n で互いに素ならば、00 の近傍 U′⊆UU'\subseteq U があって、すべての a∈U′a\in U' で g,hg,h の aa での芽は OCn,a\mathcal{O}_{\mathbb{C}^n,a} で互いに素である。ff の 00 での芽が重複因子をもたなければ、00 の近傍 U′U' があって、すべての a∈U′a\in U' で ff の aa での芽は重複因子をもたない。
  4. (被約な局所定義関数)XX を複素多様体、A⊆XA\subseteq X を解析的超曲面とする。AA の各点は開近傍 VV と、A∩V=Z(fV)A\cap V=Z(f_V) で、VV の各点での芽が重複因子をもたないような fV∈O(V)f_V\in\mathcal{O}(V) をもつ。このような二つの組 (V,fV)(V,f_V)、(V′,fV′)(V',f_{V'}) について、fV/fV′f_V/f_{V'} は V∩V′V\cap V' 上の零点をもたない正則関数に延びる。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 118 件、定義なども含めて 141 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 4 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 3 件