数学 › 代数幾何 II(層コホモロジー・曲線・交叉) › Riemann–Hurwitz の公式・楕円曲線・標準埋め込み

∣3P0∣|3P_0| による平面 3 次曲線への埋め込み

補題 5.3(「Riemann–Hurwitz の公式・楕円曲線・標準埋め込み」§5) ・ ✓公理まで証明済み

(X,P0)(X, P_0) を楕円曲線とする。

  1. l(nP0)=nl(nP_0) = n(n≥1n \ge 1)で、3P03P_0 は非常に豊富である。φ=φ∣3P0∣ ⁣:X→P2\varphi = \varphi_{|3P_0|}\colon X \to \mathbb{P}^2 は閉はめ込みで、像は既約な 3 次斉次式 FF の零点 V(F)V(F) である。以下 X=V(F)X = V(F) とみなす。
  2. 00 でない 1 次式 ℓ\ell に対し、ℓ\ell の XX への制限は OX(1)≅OX(3P0)\mathcal{O}_X(1) \cong \mathcal{O}_X(3P_0) の 00 でない切断で、その零点の因子 div⁡(ℓ)\operatorname{div}(\ell) は次数 33 の有効因子である。ℓ↦div⁡(ℓ)\ell \mapsto \operatorname{div}(\ell) は、P2\mathbb{P}^2 の直線の全体から ∣3P0∣|3P_0| への全単射である。直線 V(ℓ)V(\ell) を (s:t)↦sA+tB(s : t) \mapsto sA + tB と媒介変数表示すると、点 s0A+t0B∈Xs_0A + t_0B \in X の div⁡(ℓ)\operatorname{div}(\ell) での係数は、2 元 3 次式 F(sA+tB)F(sA + tB) の根 (s0:t0)(s_0 : t_0) の重複度に等しい。
  3. 3P0=div⁡(ℓ0)3P_0 = \operatorname{div}(\ell_0) となる直線 ℓ0\ell_0 がある。点 P,Q,R∈XP, Q, R \in X について、P+Q+R∼3P0P + Q + R \sim 3P_0 であることと、ある直線 ℓ\ell で P+Q+R=div⁡(ℓ)P + Q + R = \operatorname{div}(\ell) となることは同値である。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 532 件、定義なども含めて 608 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 6 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 2 件