数学 › 複素幾何 › Kodaira の消滅定理と埋め込み定理

爆発の上の切断と、点での値・微分

補題 5.3(「Kodaira の消滅定理と埋め込み定理」§5) ・ ✓公理まで証明済み

XX を nn 次元の複素多様体、LL を正則直線束、σ ⁣:X~→X\sigma\colon\tilde X\to X を点 xx での爆発、L~=σ∗L\tilde L=\sigma^*L とする。

  1. σ∗ ⁣:H0(X,L)→H0(X~,L~)\sigma^*\colon H^0(X,L)\to H^0(\tilde X,\tilde L) は同型である。
  2. m=1,2m=1,2 について、t↦t⊗sEmt\mapsto t\otimes s_E^m は H0(X~,L~⊗O(−mE))H^0(\tilde X,\tilde L\otimes\mathcal{O}(-mE)) から、L~\tilde L の切断で EE に沿って mm 位以上で消えるもの全体への同型で、後者は 1 により、xx で mm 位以上で消える s∈H0(X,L)s\in H^0(X,L) の全体 H0(X,L)x,mH^0(X,L)_{x,m} に対応する。
  3. L~∣E\tilde L|_E は自明束 E×LxE\times L_x と同型で H0(E,L~∣E)=LxH^0(E,\tilde L|_E)=L_x、(L~⊗O(−E))∣E≅Lx⊗O(1)(\tilde L\otimes\mathcal{O}(-E))|_E\cong L_x\otimes\mathcal{O}(1) で H0(E,(L~⊗O(−E))∣E)=Lx⊗Tx∗XH^0(E,(\tilde L\otimes\mathcal{O}(-E))|_E)=L_x\otimes T_x^*X である。これらの同一視のもとで、EE への制限は
H0(X,L)→Lx,  s↦s(x),H0(X,L)x,1→Lx⊗Tx∗X,  s↦dxsH^0(X,L)\to L_x,\ \ s\mapsto s(x),\qquad H^0(X,L)_{x,1}\to L_x\otimes T_x^*X,\ \ s\mapsto d_xs

である。ここで dxsd_xs は、xx で消える切断 s=fes=fe(ee は正則枠)の微分 dfx⊗e(x)df_x\otimes e(x) で、枠の取り方によらない。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 167 件、定義なども含めて 201 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 4 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 1 件