数学 › 代数幾何 I(多様体とスキーム) › 層
層化の存在と普遍性
を 上の前層(Abel 群、環、 加群、集合のどれでもよい)とする。補題 4.2 で を開集合の全体としたときの層 と射 について、次が成り立つ。 を の層化という。
- すべての で は同型である。
- (普遍性)任意の層 と前層の射 に対し、 となる層の射 がただ一つ存在する。この性質をもつ組 は、 と両立する同型を除いて一意である。 が層なら は同型である。
- は関手 になり、包含関手 の左随伴である(定義 2.1[随伴関手と随伴関手定理])。すなわち は の反射的部分圏(定義 4.1[随伴関手と随伴関手定理])である。 加群の前層と層についても同じである。
- Abel 群の前層の列 が、すべての開集合 で完全列 を与えるなら、すべての で茎の列 は完全である。
閉包の状態
✓ 公理まで証明済み
証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 15 件、定義なども含めて 18 件)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 4 件)
▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。
芽の族の層✓補題 4.2・層
- 茎による単射・全射・同型の判定✓命題 3.2・層
- 茎による単射・全射・同型の判定✓命題 3.2・層
普遍射の族から随伴✓定理 2.7・随伴関手と随伴関手定理
- 選択公理公理 3.1・選択公理と Zorn の補題
- 随伴の三つの定義の同値✓定理 2.3・随伴関手と随伴関手定理
パラメータ付きの表現可能性✓命題 5.1・米田の補題と表現可能関手
- 選択公理公理 3.1・選択公理と Zorn の補題
- 双関手の判定✓補題 4.3・圏・関手・自然変換
表現と普遍元✓命題 4.2・米田の補題と表現可能関手
- 自然同型は成分ごとの同型✓命題 5.2・圏・関手・自然変換
- 米田の補題✓定理 3.1・米田の補題と表現可能関手
- 米田の補題✓定理 3.1・米田の補題と表現可能関手
米田の原理✓系 3.4・米田の補題と表現可能関手
- 米田埋め込み✓系 3.3・米田の補題と表現可能関手 この先をたどる →
- 充満忠実な関手は同型を反映する✓補題 4.6・圏・関手・自然変換
加群のフィルター余極限は完全✓系 6.5・極限と余極限
- フィルター圏の有限な条件✓補題 6.2・極限と余極限
集合のフィルター余極限の記述✓命題 6.3・極限と余極限
- フィルター圏の有限な条件✓補題 6.2・極限と余極限
- フィルター圏・順極限・逆極限定義 6.1・極限と余極限
これを使っている定理 証明で参照している 8 件
- テンソル積の茎✓補題 2.2・準連接層・連接層と直線束
- 層の圏はアーベル圏で、完全性は茎で判定できる✓定理 5.2・層
- 逆像と順像の随伴✓定理 6.3・層
- 0 による延長と完全列✓命題 7.2・層
- 層の圏は Grothendieck 圏✓定理 8.2・層
- コホモロジーと順極限の交換✓補題 6.3・層コホモロジー
- 高次順像の記述✓命題 8.2・層コホモロジー
- 定数層のコホモロジーと特異コホモロジー✓定理 4.1・層コホモロジーと直線束