数学 › 数理統計学 › 統計モデルと十分統計量

Rao–Blackwell の定理

定理 6.1(「統計モデルと十分統計量」§6) ・ ✓公理まで証明済み

TT を十分統計量、δ\delta を τ(θ)\tau(\theta) の推定量(可積分)とし、δ∗=E[δ∣T]\delta^*=E[\delta\mid T] とおく。十分性により、これは θ\theta によらない TT の関数なので統計量である。このとき:

  1. Eθ[δ∗]=Eθ[δ]E_\theta[\delta^*]=E_\theta[\delta]。特に δ\delta が不偏なら δ∗\delta^* も不偏。
  2. 損失 L(θ,d)L(\theta,d) が dd の凸関数ならば、リスク R(θ,δ)=EθL(θ,δ)R(\theta,\delta)=E_\theta L(\theta,\delta) について R(θ,δ∗)≤R(θ,δ)R(\theta,\delta^*)\le R(\theta,\delta)。
  3. 二乗損失で δ∈L2\delta\in L^2 なら MSEθ(δ)=MSEθ(δ∗)+Eθ[(δ−δ∗)2]\mathrm{MSE}_\theta(\delta)=\mathrm{MSE}_\theta(\delta^*)+E_\theta[(\delta-\delta^*)^2]。したがって δ∗\delta^* の MSE は δ\delta のそれ以下で、等号は δ=δ∗\delta=\delta^* a.s. のときに限る。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 37 件、定義なども含めて 42 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 3 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 1 件

関連するノック 2 問