物理学 › 量子力学 II › 対称性・Wigner の定理・時間反転と Kramers 縮退

時間反転対称なハミルトニアンの実表示

定理 7.1(「対称性・Wigner の定理・時間反転と Kramers 縮退」§7) ・ ✓公理まで証明済み

H\mathcal{H} を可分な複素 Hilbert 空間、TT を反ユニタリ作用素とする。

  1. T2=+1T^2=+1 ならば、Ten=enTe_n=e_n を満たす正規直交基底 {en}\{e_n\} が存在する。この基底に関して TT は成分の複素共役 KK に等しい。さらに、TT と可換な自己共役作用素 HH(有界、または基底が D(H)D(H) に入る場合)の行列要素 ⟨em,Hen⟩\langle e_m,He_n\rangle はすべて実数である。つまり HH は実対称行列で表される。
  2. dim⁡H=2m<∞\dim\mathcal{H}=2m<\infty、T2=−1T^2=-1 とし、HH を TT と可換な Hermite 行列とする。このとき、正規直交基底 {ψ1,…,ψm,Tψ1,…,Tψm}\{\psi_1,\ldots,\psi_m,T\psi_1,\ldots,T\psi_m\} が存在し、この基底での HH の行列は
(AB−BˉAˉ),A∗=A,BT=−B\begin{pmatrix}A&B\\-\bar B&\bar A\end{pmatrix},\qquad A^{*}=A,\quad B^{\mathsf T}=-B

の形をとる(A,BA,B は m×mm\times m 複素行列)。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 12 件、定義なども含めて 12 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 4 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。