物理学 › 量子力学 II › 対称性・Wigner の定理・時間反転と Kramers 縮退

時間反転で偶な摂動と奇な摂動

命題 8.2(「対称性・Wigner の定理・時間反転と Kramers 縮退」§8) ・ ✓公理まで証明済み

H0H_0 を時間反転対称、Θ2=−1\Theta^2=-1 とし、E0E_0 を H0H_0 の固有値で固有空間が span{ψ,Θψ}\mathrm{span}\{\psi,\Theta\psi\}(ψ\psi は単位ベクトル、2 次元)であるとする。MM を有界な自己共役作用素とする。

  1. ΘMΘ−1=M\Theta M\Theta^{-1}=M(偶)なら、H0+λMH_0+\lambda M もすべての実数 λ\lambda について時間反転対称で、そのすべての固有値は偶数重である。とくに E0E_0 から分かれて出る準位は 2 重縮退を保つ。
  2. ΘMΘ−1=−M\Theta M\Theta^{-1}=-M(奇)なら、λ\lambda の 1 次で準位は E0±λa2+∣b∣2E_0\pm\lambda\sqrt{a^2+|b|^2} に分かれる。ここで a=⟨ψ,Mψ⟩a=\langle\psi,M\psi\rangle、b=⟨ψ,MΘψ⟩b=\langle\psi,M\Theta\psi\rangle。準位の中心 E0E_0 は 1 次ではずれない。分裂が消えるのは a=b=0a=b=0 のときに限る。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 8 件、定義なども含めて 11 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 3 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。