数学 › 未解決問題と大定理 › Yang–Mills 理論と質量ギャップ II

強結合での体積に一様な Poincaré 不等式と相関の指数的減衰

定理 5.6(「Yang–Mills 理論と質量ギャップ II」§5) ・ ✓公理まで証明済み

G=SU(N)G=SU(N)(N≥2N\ge2)、d≥2d\ge2、Λ⊂Zd\Lambda\subset\mathbb{Z}^d を任意の有限集合、μ=μΛ,β\mu=\mu_{\Lambda,\beta} を 定義 2.1 の測度とし、su(N)\mathfrak{su}(N) の内積を ⟨X,Y⟩=−2tr(XY)\langle X,Y\rangle=-2\mathrm{tr}(XY) とする。

∣β∣<N216(d−1),κ:=N4−4(d−1)∣β∣N>0|\beta|\lt\frac{N^2}{16(d-1)},\qquad\kappa:=\frac N4-\frac{4(d-1)|\beta|}{N}\gt0

と仮定する。このとき次が成り立つ。定数はどれも Λ\Lambda によらない。

  1. (Poincaré 不等式)すべての f∈C∞(GE;R)f\in C^\infty(G^E;\mathbb{R}) について Varμ(f)=∫f2dμ−(∫f dμ)2≤1κ∫∣∇f∣2 dμ.\mathrm{Var}_\mu(f)=\int f^2d\mu-\Bigl(\int f\,d\mu\Bigr)^2\le\frac1\kappa\int|\nabla f|^2\,d\mu .
  2. (生成作用素のギャップ)σ(−Lˉ)⊂{0}∪[κ,∞)\sigma(-\bar L)\subset\{0\}\cup[\kappa,\infty)。したがって Pt=etLˉP_t=e^{t\bar L} は、すべての f∈L2(μ)f\in L^2(\mu) と t≥0t\ge0 で ∥Ptf−∫f dμ∥≤e−κt∥f−∫f dμ∥\|P_tf-\int f\,d\mu\|\le e^{-\kappa t}\|f-\int f\,d\mu\| を満たす。
  3. (相関の減衰)β≠0\beta\ne0 とする。2 つの辺が 1 つのプラケットに属するとき隣接するとして、辺の集合の間の距離を定める。f,g∈C∞(GE;R)f,g\in C^\infty(G^E;\mathbb{R}) がそれぞれ辺の集合 AA、BB の上の変数だけの関数で、AA と BB の距離が D≥1D\ge1 であるとき、λ=384(d−1)∣β∣N\lambda=\dfrac{384(d-1)|\beta|}{N}、q=λλ+κ<1q=\dfrac{\lambda}{\lambda+\kappa}\lt1 として ∣Covμ(f,g)∣≤qD−1 ∥f∥L2(μ)∥g∥L2(μ)+2Dλ 3−D(∑e∈A∥∇ef∥L2(μ))(∑e∈B∥∇eg∥L2(μ)).\bigl|\mathrm{Cov}_\mu(f,g)\bigr|\le q^{D-1}\,\|f\|_{L^2(\mu)}\|g\|_{L^2(\mu)}+\frac{2D}{\lambda}\,3^{-D}\Bigl(\sum_{e\in A}\|\nabla_ef\|_{L^2(\mu)}\Bigr)\Bigl(\sum_{e\in B}\|\nabla_eg\|_{L^2(\mu)}\Bigr).

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 52 件、定義なども含めて 59 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 3 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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