物理学 › 場の量子論 › ローレンツ群・ポアンカレ群と粒子の分類

スピノル表現

命題 5.3(「ローレンツ群・ポアンカレ群と粒子の分類」§5) ・ ✓公理まで証明済み

定義 5.1 の SμνS^{\mu\nu} について次が成り立ちます。

  1. [γμ,Sρσ]=(Jρσ)μν γν[\gamma^\mu,S^{\rho\sigma}] = (J^{\rho\sigma})^\mu{}_\nu\,\gamma^\nu。
  2. SμνS^{\mu\nu} は 命題 4.2 と同じ交換関係を満たします。したがって Λ=exp⁡(−i2ωμνJμν)\Lambda = \exp(-\tfrac{i}{2}\omega_{\mu\nu}J^{\mu\nu}) に対して S(Λ)=exp⁡(−i2ωμνSμν)S(\Lambda) = \exp(-\tfrac{i}{2}\omega_{\mu\nu}S^{\mu\nu}) とおくと、これは SL(2,C)\mathrm{SL}(2,\mathbb{C}) の 4 次元表現を定めます。
  3. S(Λ)−1γμS(Λ)=ΛμνγνS(\Lambda)^{-1}\gamma^\mu S(\Lambda) = \Lambda^\mu{}_\nu\gamma^\nu。
  4. ワイル表示では S0i=−i2(σi00−σi)S^{0i} = -\tfrac{i}{2}\begin{pmatrix}\sigma^i & 0\\ 0 & -\sigma^i\end{pmatrix}、12ϵijkSjk=12(σi00σi)\tfrac12\epsilon^{ijk}S^{jk} = \tfrac12\begin{pmatrix}\sigma^i & 0\\ 0&\sigma^i\end{pmatrix} であり、A∈SL(2,C)A\in\mathrm{SL}(2,\mathbb{C}) に対応する元は
S(Λ(A))=((A†)−100A)S\big(\Lambda(A)\big) = \begin{pmatrix} (A^\dagger)^{-1} & 0 \\ 0 & A\end{pmatrix}

です。特に S(Λ(−1))=−14S(\Lambda(-\mathbb{1})) = -\mathbb{1}_4 で、これは L+↑\mathcal{L}^\uparrow_+ の表現ではなく、その 2 重被覆の表現です。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 3 件、定義なども含めて 4 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 3 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 1 件

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