数学 › 可換環論 › Kähler 微分と滑らかさの入口

導分の基本性質

補題 2.2(「Kähler 微分と滑らかさの入口」§2) ・ ✓公理まで証明済み

BB を AA 代数、MM を BB 加群、D∈Der⁡A(B,M)D \in \operatorname{Der}_A(B, M) とする。

  1. f∈A[x1,…,xn]f \in A[x_1, \ldots, x_n] と b1,…,bn∈Bb_1, \ldots, b_n \in B について、D(f(b1,…,bn))=∑i=1n∂f∂xi(b1,…,bn) D(bi)D(f(b_1, \ldots, b_n)) = \sum_{i=1}^{n} \dfrac{\partial f}{\partial x_i}(b_1, \ldots, b_n)\,D(b_i) である。
  2. {b∈B:D(b)=0}\{ b \in B : D(b) = 0 \} は ρ(A)\rho(A) を含む BB の部分環である。とくに、BB が AA 代数として b1,…,bnb_1, \ldots, b_n で生成されていて、二つの AA 導分 D,D′D, D' がすべての bib_i で一致すれば D=D′D = D' である。
  3. φ ⁣:B→B′\varphi\colon B \to B' を AA 代数の準同型、D′ ⁣:B′→M′D'\colon B' \to M' を AA 導分とすると、M′M' を φ\varphi により BB 加群とみて D′∘φD' \circ \varphi は AA 導分である。BB 線形写像 h ⁣:M→Nh\colon M \to N について h∘Dh \circ D は AA 導分である。
  4. 形式的偏微分 ∂/∂xi\partial/\partial x_i は A[x1,…,xn]A[x_1, \ldots, x_n] の AA 導分である。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義

証明は Rikai の他の定理を参照していません(定義と論理だけで示されています)。

これを使っている定理 証明で参照している 6 件