数学 › 代数幾何 I(多様体とスキーム) › アフィンスキームとスキーム

局所環付き空間とその射

定義 3.1(「アフィンスキームとスキーム」§3)

  1. 環付き空間 (X,OX)(X, \mathcal{O}_X)(定義 2.3[層])のすべての茎 OX,x\mathcal{O}_{X,x} が局所環(定義 3.8[局所化と素イデアルのスペクトル])であるとき、局所環付き空間という。OX,x\mathcal{O}_{X,x} の極大イデアルを mx\mathfrak{m}_x、剰余体を κ(x)=OX,x/mx\kappa(x) = \mathcal{O}_{X,x}/\mathfrak{m}_x と書く。開集合 U∋xU \ni x 上の切断 ss の芽 sxs_x の κ(x)\kappa(x) での像を s(x)s(x) と書き、ss の xx での値という。
  2. 環付き空間の射 (f,f#) ⁣:(X,OX)→(Y,OY)(f, f^\#)\colon (X, \mathcal{O}_X) \to (Y, \mathcal{O}_Y) とは、連続写像 f ⁣:X→Yf\colon X \to Y と環の層の射 f# ⁣:OY→f∗OXf^\#\colon \mathcal{O}_Y \to f_*\mathcal{O}_X の組をいう。x∈Xx \in X に対し、f#f^\# は茎の準同型
fx# ⁣:OY,f(x)→OX,x,tf(x)↦(fV#(t))x(t∈OY(V), f(x)∈V)f^\#_x\colon \mathcal{O}_{Y, f(x)} \to \mathcal{O}_{X, x}, \qquad t_{f(x)} \mapsto \bigl(f^\#_V(t)\bigr)_x \quad (t \in \mathcal{O}_Y(V),\ f(x) \in V)

を定める。合成は (g,g#)∘(f,f#)=(g∘f, g∗(f#)∘g#)(g, g^\#) \circ (f, f^\#) = (g \circ f,\ g_*(f^\#) \circ g^\#) とする。 3. 局所環付き空間の間の環付き空間の射 (f,f#)(f, f^\#) が、すべての xx で fx#f^\#_x が局所準同型(fx#(mf(x))⊆mxf^\#_x(\mathfrak{m}_{f(x)}) \subseteq \mathfrak{m}_x)であるとき、局所環付き空間の射という。このとき fx#f^\#_x は体の準同型 κ(f(x))→κ(x)\kappa(f(x)) \to \kappa(x) を誘導する。 4. 局所環付き空間 XX の開集合 UU に対し、(U,OX∣U)(U, \mathcal{O}_X|_U) は局所環付き空間で、包含は局所環付き空間の射である。これを開部分空間という。

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閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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