物理学 › 相対性理論 › 特殊相対性理論の原理

エーテル仮説が予言する干渉縞の移動

命題 4.1(「特殊相対性理論の原理」§4) ・ ✓公理まで証明済み

長さがともに LL の二本の腕を持つ干渉計が、エーテルに対して速さ vv で腕 1 の方向に動いているとする。エーテル静止系では光の速さが cc であり、干渉計から見た光の速さは 系 2.7 に従うとする。β=v/c\beta = v/c と書くとき、二本の腕を光が往復する時間は

t1=2Lc⋅11−β2,t2=2Lc⋅11−β2t_1 = \frac{2L}{c}\cdot\frac{1}{1 - \beta^2},\qquad t_2 = \frac{2L}{c}\cdot\frac{1}{\sqrt{1 - \beta^2}}

で与えられ、β≪1\beta \ll 1 のとき

t1−t2≃Lβ2c=Lv2c3t_1 - t_2 \simeq \frac{L\beta^2}{c} = \frac{Lv^2}{c^3}

である。装置を 90∘90^\circ 回転させると二本の腕の役割が入れ替わるので、波長 λ\lambda の光を使ったとき、回転にともなって観測される干渉縞の移動量は

ΔN=2c (t1−t2)λ≃2Lv2λc2本\Delta N = \frac{2c\,(t_1 - t_2)}{\lambda} \simeq \frac{2Lv^2}{\lambda c^2} \quad \text{本}

である。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 1 件、定義なども含めて 2 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 1 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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