物理学 › 場の量子論 › QED の 1 ループ
1PI 関数とくりこみ定数
定義 3.1(「QED の 1 ループ」§3)
裸の結合 e0、裸の質量 m0 で書いた QED の摂動論で、外線を切り取った 1 粒子既約(1PI)図の和を次のように表します。
- 電子の自己エネルギー Σ(p):1PI な電子 2 点図の和を −iΣ(p) とします。完全な電子の伝播関数は p−m0−Σ(p)i です。
- 真空偏極 Πμν(q):1PI な光子 2 点図の和を iΠμν(q) とします。
- 頂点関数 Γμ(p′,p):入射電子 p、出射電子 p′、光子 q=p′−p の 1PI 3 点図の和を −ie0Γμ(p′,p) とします。最低次は Γμ=γμ です。
物理的質量 m は m−m0−Σ(p=m)=0 の解です。くりこみ定数を
Z2−1=1−dpdΣp=m,Z3−1=1−Π(0),uˉ(p)Γμ(p,p)u(p)=Z1−1uˉ(p)γμu(p) (p2=m2)で定めます(Π(q2) は 命題 4.1 の横波成分)。Z2,Z3 は完全な伝播関数の極の留数であり、定理 5.2[摂動論とファインマン則] の Z にあたります。物理的電荷を e=e0Z1−1Z2Z31/2 で定めます。Z1,Z2 は赤外発散を含むので、必要なときは光子に小さな質量 μ を与えて正則化します。
本文で読む(前後の説明と例)→
閉包の状態
定義
定義は閉包の起点です(証明を要しません)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
これを使っている定理 証明で参照している 1 件