数学 › 数論 › 楕円曲線・モジュラー形式と現代数論
レベル 1 のモジュラー形式
定義 5.1(「楕円曲線・モジュラー形式と現代数論」§5)
上半平面を H={τ∈C∣Imτ>0} とする。行列 g=(αγβδ)∈SL2(Z)(すなわち α,β,γ,δ∈Z、αδ−βγ=1)は
g⋅τ=γτ+δατ+βにより H に作用する(Im(g⋅τ)=Im(τ)/∣γτ+δ∣2>0 なので確かに H に写る)。整数 k に対し、関数 f:H→C が重さ k のモジュラー形式であるとは、次の三条件を満たすことをいう。
- f は H 上正則である。
- 任意の g=(αγβδ)∈SL2(Z) と τ∈H に対し
f(γτ+δατ+β)=(γτ+δ)kf(τ).
- f は無限遠(尖点)で正則である。すなわち条件 2 で (1011) を取ると f(τ+1)=f(τ) が従うので q=e2πiτ のべき級数に展開できるが、その展開が f(τ)=∑n≥0anqn と負べきを含まない形になる。
重さ k のモジュラー形式全体を Mk(SL2(Z)) と書く。さらに a0=0 のとき f を尖点形式といい、その全体を Sk(SL2(Z)) と書く。
本文で読む(前後の説明と例)→
閉包の状態
定義
定義は閉包の起点です(証明を要しません)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
これを使っている定理 証明で参照している 3 件