数学 › 数論 › 楕円曲線・モジュラー形式と現代数論

Γ0(N)\Gamma_0(N) と重さ 2 の新形式

定義 5.9(「楕円曲線・モジュラー形式と現代数論」§5)

正整数 NN に対し

Γ0(N)={(αβγδ)∈SL2(Z) | γ≡0(modN)}\Gamma_0(N) = \left\{ \begin{pmatrix} \alpha & \beta \\ \gamma & \delta \end{pmatrix} \in \mathrm{SL}_2(\mathbb{Z}) \ \middle|\ \gamma \equiv 0 \pmod N \right\}

とおく。これは SL2(Z)\mathrm{SL}_2(\mathbb{Z}) の指数有限の部分群である。定義 5.1 の条件 2 を Γ0(N)\Gamma_0(N) のすべての元について要求し、条件 3 を Γ0(N)\Gamma_0(N) のすべての尖点で要求したものを、重さ kk・レベル NN のモジュラー形式といい、その空間を Mk(Γ0(N))M_k(\Gamma_0(N))、すべての尖点で 00 になるものの空間を Sk(Γ0(N))S_k(\Gamma_0(N)) と書く。ここで g=(αβγδ)∈SL2(Z)g = \begin{pmatrix} \alpha & \beta \\ \gamma & \delta \end{pmatrix} \in \mathrm{SL}_2(\mathbb{Z}) に対し (f∣kg)(τ):=(γτ+δ)−kf(g⋅τ)(f|_k g)(\tau) := (\gamma\tau+\delta)^{-k} f(g\cdot\tau) とおくと、「すべての尖点で正則」とは、すべての g∈SL2(Z)g \in \mathrm{SL}_2(\mathbb{Z}) について f∣kgf|_k g が ∑n≥0bne2πinτ/N\sum_{n \ge 0} b_n e^{2\pi i n\tau/N}(H\mathbb{H} 上で収束)と展開できることをいい、「すべての尖点で 00」とはさらにすべての gg で b0=0b_0 = 0 となることをいう。

S2(Γ0(N))S_2(\Gamma_0(N)) にはヘッケ作用素 TnT_n が作用する。M∣NM \mid N、M≠NM \ne N なるレベル MM の形式から自明に作られる部分(旧部分)の直交補空間に属し、すべての TnT_n の同時固有ベクトルで、qq 展開が f=q+∑n≥2anqnf = q + \sum_{n \ge 2} a_n q^n と正規化されているものを、レベル NN の**新形式(newform)**という。

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閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理 証明で参照している 3 件