数学 › 数理論理学と型理論 › 型なしラムダ計算

β 簡約の算術化

補題 6.6(「型なしラムダ計算」§6) ・ ✓公理まで証明済み

変数を v0,v1,…v_0,v_1,\ldots とし、(α 同値で同一視する前の)項に符号を ⌜vi⌝=⟨0,i⟩\ulcorner v_i\urcorner=\langle0,i\rangle、⌜PQ⌝=⟨1,⌜P⌝,⌜Q⌝⟩\ulcorner PQ\urcorner=\langle1,\ulcorner P\urcorner,\ulcorner Q\urcorner\rangle、⌜λvi.P⌝=⟨2,i,⌜P⌝⟩\ulcorner\lambda v_i.P\urcorner=\langle2,i,\ulcorner P\urcorner\rangle で与える(⟨x0,…,xk⟩=∏j≤kpjxj+1\langle x_0,\ldots,x_k\rangle=\prod_{j\le k}p_j^{x_j+1})。Red(a,b)\mathrm{Red}(a,b) を「aa は項の符号で、bb は、aa の項の部分項 1 つを、(α) λvj.P\lambda v_j.P と λvk.P[vj:=vk]\lambda v_k.P[v_j:=v_k](vkv_k は PP に現れない変数)の一方から他方に付け替えるか、(β) β 基 (λvi.M)N(\lambda v_i.M)N で MM のどの λvj\lambda v_j(vj∈FV(N)v_j\in\mathrm{FV}(N))の作用域にも自由な viv_i がないものを、MM の自由な viv_i を NN に置き換えた項に縮約して得られる項の符号」とする。ここで §2 の α 同値(束縛変数の付け替えで移り合うこと)は、(α) の付け替えを部分項に有限回施して移り合うこと、と精密に読む(Barendregt の教科書の定義と同じ)。このとき

  1. Red\mathrm{Red} は原始再帰的である。
  2. (i) 符号 aa から符号 bb まで Red\mathrm{Red} の有限列でつながるならば、aa の表す項は bb の表す項に ↠β\twoheadrightarrow_\beta で簡約される。(ii) M↠βNM\twoheadrightarrow_\beta N ならば、MM の任意の表し方の符号 aa から、NN のある表し方の符号まで Red\mathrm{Red} の有限列でつながる。
  3. Num(b)\mathrm{Num}(b)「bb はあるチャーチ数と α 同値な項の符号」と、そのときの値 val(b)\mathrm{val}(b)(Num(b)\mathrm{Num}(b) でなければ 00)は原始再帰的である。
  4. 閉項 FF を固定すると、n⃗↦⌜Fn‾⃗⌝\vec n\mapsto\ulcorner F\vec{\overline n}\urcorner は原始再帰的である。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 3 件、定義なども含めて 5 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 3 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 1 件