数学 › 未解決問題と大定理 › Yang–Mills 理論と質量ギャップ I
Wightman 公理と OS 公理(要約)
Wightman 公理(定義 3.2[Wightman 公理と再構成定理])。組 が次を満たすこと。
- (W0) は可分な Hilbert 空間、 は Poincaré 群の強連続ユニタリ表現。
- (W1) スペクトル条件: 並進の生成子 の結合スペクトルは閉前方光錐 に含まれる。とくに 。
- (W2) 真空: 単位ベクトル は で不変で、並進で不変なベクトルは のスカラー倍に限る。
- (W3) 場: 各 は、共通の稠密な不変定義域の上の作用素値緩増加超関数 。
- (W4) 共変性: は、 のテンソルの型に応じた変換則で表される。
- (W5) 局所可換性: 台が空間的に離れた について 。
- (W6) 巡回性: の線形包は稠密。
OS 公理(定義 3.1[Euclid 場の理論と Osterwalder–Schrader 再構成])。Schwinger 関数の列 が、(E0) 緩増加性と成長条件、(E1) Euclid 共変性、(E2) 反射正値性 ( は正の時刻に台をもつ試験関数、 は時間反転と複素共役)、(E3) 対称性、(E4) クラスター性、を満たすこと。
再構成定理(定理 4.3[Euclid 場の理論と Osterwalder–Schrader 再構成])。(E0)〜(E4) を満たす から、Wightman 公理を満たす理論がユニタリ同値を除いて一意に定まる。Hilbert 空間は反射正値性の定める内積の完備化、ハミルトニアン は時間方向の並進が誘導する縮小半群 の生成作用素である(定理 4.1[Euclid 場の理論と Osterwalder–Schrader 再構成])。
閉包の状態
定義
定義は閉包の起点です(証明を要しません)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
これを使っている定理
証明で明示的に参照している定理は、まだありません。