数学 › 未解決問題と大定理 › フェルマーの最終定理 I
楕円曲線の Galois 表現
定義 4.3(「フェルマーの最終定理 I」§4)
E を Q 上の楕円曲線、p を素数とする。
- E[p]≅(Z/p)2(命題 4.2)の Fp 上の基底を選んで得られる準同型 ρˉE,p:GQ→GL2(Fp) を mod p 表現という(定義 10.1[楕円曲線・モジュラー形式と現代数論] と同じもの)。E[p] の点の座標を Q に添加した体 Q(E[p]) は有限次 Galois 拡大で、ρˉE,p は制限写像 GQ→Gal(Q(E[p])/Q) を経由し、後者の上で単射である。
- p 倍写像 E[pn+1]→E[pn] に関する逆極限 TpE=limnE[pn] を p 進 Tate 加群という。E[pn]≅(Z/pn)2 から TpE≅Zp2 で、GQ の作用が定める ρE,p:GQ→GL2(Zp) を p 進表現という。ρE,p を p を法として見たものが ρˉE,p である。
- μpn⊂Q を 1 の pn 乗根の群とする。σ∈GQ に対し、すべての n とすべての ζ∈μpn について σζ=ζχp(σ) となる χp(σ)∈Zp× がただ 1 つ定まる。χp:GQ→Zp× を p 進円分指標、χˉp=χpmodp:GQ→Fp× を mod p 円分指標という。
有限群 H への準同型 GQ→H が連続であるとは、ある有限次 Galois 拡大 K/Q について制限写像 GQ→Gal(K/Q) を経由することをいう。有限体 k について、連続な準同型 ρˉ:GQ→GL2(k) を単に mod p 表現と呼び、ρˉ⊗kˉ が既約(kˉ2 に ρˉ(GQ) で保たれる直線がない)のとき絶対既約、detρˉ(c)=−1 のとき奇であるという。
本文で読む(前後の説明と例)→
閉包の状態
定義
定義は閉包の起点です(証明を要しません)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
これを使っている定理
証明で明示的に参照している定理は、まだありません。
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