集合 K に二つの演算 +, ⋅ と関係 < が与えられ、次を満たすとき、(K,+,⋅,<) を順序体といいます。
体の公理:任意の a,b,c∈K に対し
- a+b=b+a、(a+b)+c=a+(b+c)。
- 加法の単位元 0∈K が存在し a+0=a。各 a に対し a+(−a)=0 となる −a∈K が存在する。
- ab=ba、(ab)c=a(bc)。
- 乗法の単位元 1∈K が存在して 1=0 かつ a⋅1=a。a=0 なる各 a に対し aa−1=1 となる a−1∈K が存在する。
- a(b+c)=ab+ac。
順序の公理:
- 任意の a,b について a<b、a=b、b<a のちょうど一つが成り立つ。
- a<b かつ b<c ならば a<c。
- a<b ならば a+c<b+c。
- a<b かつ 0<c ならば ac<bc。
減法と除法は、この公理から派生した記号です。すなわち a−b:=a+(−b)、そして b=0 のとき a/b:=a⋅b−1 と定めます。