数学 › 複素関数論 › 正則関数の強力な性質
孤立特異点とその分類
定義 6.2(「正則関数の強力な性質」§6)
f が穴あき円板 D(a,R)∖{a} 上で正則であるとき、a を f の孤立特異点という。この領域は r1=0、r2=R の円環領域なので 定理 6.1 が使え、ローラン展開 f(z)=∑n∈Zcn(z−a)n が定まる。負べきの部分 ∑n≤−1cn(z−a)n を主要部と呼び、次のように分類する。
- cn=0(すべての n≤−1)のとき、a を除去可能特異点という。
- ある m≥1 について c−m=0 かつ cn=0(n<−m)のとき、a を位数 m の極という。
- cn=0 となる n≤−1 が無限個あるとき、a を真性特異点という。
また c−1 を f の a における留数と呼び Res(f,a) と書く。定理 6.1 の係数公式で n=−1 とすると ∫C(a,ρ)f(z)dz=2πiRes(f,a) となり、これが留数定理の芽である(定義 4.1[留数定理と定積分への応用]、留数定理と定積分への応用)。
本文で読む(前後の説明と例)→
閉包の状態
定義
定義は閉包の起点です(証明を要しません)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
これを使っている定理
証明で明示的に参照している定理は、まだありません。
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