数学 › 圏論・ホモロジー代数 › 鎖複体とホモトピー圏
単体的対象・Moore 複体・正規化複体
定義 8.1(「鎖複体とホモトピー圏」§8)
- Δ を、対象が [n]={0,1,…,n}(n≥0)、射が広義単調増加な写像である圏とする。δi:[n−1]→[n](0≤i≤n)を i を飛ばす単射(x<i で x、x≥i で x+1)、σj:[n+1]→[n](0≤j≤n)を j に 2 点を送る全射(x≤j で x、x>j で x−1)とする。
- 圏 C の単体的対象とは関手 X:Δop→C(定義 4.1[圏・関手・自然変換]、定義 3.5[圏・関手・自然変換])のことで、Xn=X([n])、di=X(δi):Xn→Xn−1(面写像)、sj=X(σj):Xn→Xn+1(退化写像)と書く。単体的対象の射は自然変換である。C が集合の圏なら単体的集合(定義 7.1[特異ホモロジー])、Abel 群の圏なら単体的 Abel 群である。
- A をアーベル圏、X を A の単体的対象とする。Moore 複体 C(X) を、n≥0 で C(X)n=Xn、n<0 で 0、微分 ∂n=∑i=0n(−1)idi:Xn→Xn−1 とする鎖複体と定める。正規化複体 N(X) を、N(X)0=X0、n≥1 で N(X)n を射 (d1,…,dn):Xn→Xn−1⊕n の核(d1,…,dn の核の共通部分)とし、微分を d0 の制限とする鎖複体と定める。
本文で読む(前後の説明と例)→
閉包の状態
定義
定義は閉包の起点です(証明を要しません)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
これを使っている定理
証明で明示的に参照している定理は、まだありません。