数学 › 微分積分学 › 多変数関数の微分と偏微分

全微分可能性の基本性質(n 変数・ベクトル値)

命題 9.2(「多変数関数の微分と偏微分」§9) ・ ✓公理まで証明済み

f\boldsymbol f が a\boldsymbol a で全微分可能で、定義 9.1 の条件が行列 AA で成り立つとします。

  1. f\boldsymbol f は a\boldsymbol a で連続である。
  2. すべての成分 fif_i が a\boldsymbol a で偏微分可能で、AA の (i,j)(i,j) 成分は ∂fi/∂xj(a)\partial f_i/\partial x_j(\boldsymbol a) である。とくに AA は一意に定まる。この行列をヤコビ行列と呼び Jf(a)J_{\boldsymbol f}(\boldsymbol a) と書く。m=1m=1 のときその 1 行が ∇f(a)\nabla f(\boldsymbol a) である。
  3. 逆に、各成分 fif_i が(m=1m=1 の意味で)a\boldsymbol a で全微分可能ならば、f\boldsymbol f は a\boldsymbol a で全微分可能で、Jf(a)J_{\boldsymbol f}(\boldsymbol a) の第 ii 行は ∇fi(a)\nabla f_i(\boldsymbol a) である。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義

証明は Rikai の他の定理を参照していません(定義と論理だけで示されています)。

これを使っている定理 証明で参照している 2 件