数学 › 解析学(実解析) › 測度空間と Carathéodory の拡張定理

Hausdorff 測度の基本性質

定理 3.7(「測度空間と Carathéodory の拡張定理」§3) ・ ✓公理まで証明済み

s≥0s\ge0 とする。

  1. Hs\mathcal{H}^s は距離外測度である。とくにボレル集合はすべて Hs\mathcal{H}^s-可測で、Hs\mathcal{H}^s はボレル集合族の上の測度である。
  2. H0\mathcal{H}^0 は数え上げ測度である(H0(A)\mathcal{H}^0(A) は AA の元の個数、無限集合なら ∞\infty)。
  3. (Y,d′)(Y,d') を距離空間、f:A→Yf:A\to Y を d′(f(x),f(y))≤L d(x,y)d'(f(x),f(y))\le L\,d(x,y)(L>0L>0)をみたす写像とすると、Hs(f(A))≤LsHs(A)\mathcal{H}^s(f(A))\le L^s\mathcal{H}^s(A)。とくに等長写像は Hs\mathcal{H}^s を保ち、Rn\mathbb{R}^n では Hs(tA)=tsHs(A)\mathcal{H}^s(tA)=t^s\mathcal{H}^s(A)(t>0t>0)。
  4. 0≤s<t0\le s<t とする。Hs(A)<∞\mathcal{H}^s(A)<\infty ならば Ht(A)=0\mathcal{H}^t(A)=0 である。したがって Ht(A)>0\mathcal{H}^t(A)>0 ならば Hs(A)=∞\mathcal{H}^s(A)=\infty であり、dim⁡HA=sup⁡{s:Hs(A)=∞}\dim_HA=\sup\{s:\mathcal{H}^s(A)=\infty\} が成り立つ({ }\{\ \} が空なら sup⁡=0\sup=0 と読む)。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 2 件、定義なども含めて 2 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 1 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理 証明で参照している 1 件