数学 › 確率論 › 多次元伊藤公式と Lévy の特徴付け

多次元伊藤過程と有界係数の条件

定義 2.2(「多次元伊藤公式と Lévy の特徴付け」§2)

L2[0,T]\mathcal{L}^2[0,T] を 定義 4.1[確率微分方程式] の空間とします。Rd\mathbb{R}^d 値の過程 H=(H1,…,Hd)H=(H^1,\dots,H^d) で各成分が L2[0,T]\mathcal{L}^2[0,T] に属するもの全体を Ld2\mathcal{L}^2_d と書き、

∫0tHu⋅dWu:=∑a=1d∫0tHua dWua\int_0^t H_u\cdot dW_u:=\sum_{a=1}^d\int_0^t H^a_u\,dW^a_u

とおきます。Rn\mathbb{R}^n 値の過程 XX が

Xti=X0i+∫0tμui du+∑a=1d∫0tσuia dWua(i=1,…,n)X^i_t=X^i_0+\int_0^t\mu^i_u\,du+\sum_{a=1}^d\int_0^t\sigma^{ia}_u\,dW^a_u\qquad(i=1,\dots,n)

と書けるとき(X0X_0 は F0\mathcal{F}_0-可測、μ=(μi)\mu=(\mu^i) と σ=(σia)\sigma=(\sigma^{ia}) は発展的可測で σia∈L2[0,T]\sigma^{ia}\in\mathcal{L}^2[0,T]、∫0T∣μu∣ du<∞\int_0^T|\mu_u|\,du<\infty)、XX を nn 次元の伊藤過程と呼びます。σ\sigma の第 ii 行を σi=(σi1,…,σid)\sigma^i=(\sigma^{i1},\dots,\sigma^{id}) と書きます。さらに定数 KK があって、すべての (u,ω)(u,\omega) と i,ai,a について ∣μui∣≤K|\mu^i_u|\le K、∣σuia∣≤K|\sigma^{ia}_u|\le K となるとき、XX は有界係数の条件 (A) を満たすといいます。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。