数学 › 未解決問題と大定理 › Yang–Mills 理論と質量ギャップ II

紫外安定性・連続極限・面積則と周長則

定義 2.2(「Yang–Mills 理論と質量ギャップ II」§2)

格子間隔 aa の格子 aZda\mathbb{Z}^d の上で、辺の長さ ℓ\ell の箱((ℓ/a)d(\ell/a)^d 個の点)の格子 Yang–Mills 測度を、裸の結合定数 g(a)g(a) で考える。

  1. 紫外安定性: 定数 E−,E+E_-,E_+(aa によらない)と、aa に依存してよい明示的な規格化定数 N(a)\mathcal{N}(a) があって、すべての小さい aa で eE−ℓd≤Z(a)/N(a)≤eE+ℓde^{E_-\ell^d}\le Z(a)/\mathcal{N}(a)\le e^{E_+\ell^d} が成り立つこと。
  2. (観測量の)連続極限の存在: ゲージ不変な観測量の族(たとえば、連続の曲線を近似する格子ループ CaC_a の Wilson ループ、適切にくりこんだもの)の期待値が、a→0a\to0 で収束すること。
  3. Wilson ループの面積則と周長則: 大きな R×TR\times T の長方形ループの期待値が e−σRTe^{-\sigma RT}(σ>0\sigma\gt0)のように減衰すること、e−c(R+T)e^{-c(R+T)} のように減衰すること(定義 3.5[強結合展開と閉じ込め])。
  4. ‘t Hooft 極限: N→∞N\to\infty で g2Ng^2N を固定する極限。格子では、作用を Nβ′∑pRe tr UpN\beta'\sum_p\mathrm{Re}\,\mathrm{tr}\,U_p と書いて β′\beta' を固定することに当たる(定義 2.1 の β\beta とは β=N2β′\beta=N^2\beta')。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。