数学 › 複素幾何 › 複素多様体と正則写像

正則関数の芽の環と Weierstrass 多項式

定義 8.1(「複素多様体と正則写像」§8)

0∈Cn0\in\mathbb{C}^n の開近傍 UU とその上の正則関数 ff の組 (U,f)(U,f) の全体に、「00 のある近傍の上で一致する」という同値関係を入れた商集合を On\mathcal{O}_n と書き、その元を正則関数の芽という。On\mathcal{O}_n は和と積について可換環である。複素多様体 XX の点 xx についても同様に芽の環 OX,x\mathcal{O}_{X,x} を定める。xx を原点に写す正則チャートにより OX,x≅On\mathcal{O}_{X,x}\cong\mathcal{O}_n(n=dim⁡CXn=\dim_{\mathbb{C}}X)である。

z′=(z1,…,zn−1)z'=(z_1,\dots,z_{n-1}) と書く。znz_n によらない関数の芽として On−1⊆On\mathcal{O}_{n-1}\subseteq\mathcal{O}_n と見なし、On−1\mathcal{O}_{n-1} 係数の znz_n の多項式の全体を On−1[zn]⊆On\mathcal{O}_{n-1}[z_n]\subseteq\mathcal{O}_n と書く。

W=znd+a1(z′)znd−1+⋯+ad(z′),ak∈On−1,ak(0)=0 (k=1,…,d)W=z_n^d+a_1(z')z_n^{d-1}+\dots+a_d(z'),\qquad a_k\in\mathcal{O}_{n-1},\quad a_k(0)=0\ (k=1,\dots,d)

の形の元を dd 次の Weierstrass 多項式という(d=0d=0 のときは W=1W=1)。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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