物理学 › 場の量子論 › ローレンツ群・ポアンカレ群と粒子の分類

ポアンカレ群とそのユニタリ表現

定義 6.1(「ローレンツ群・ポアンカレ群と粒子の分類」§6)

組 (a,Λ)(a,\Lambda)(a∈R4a\in\mathbb{R}^4、Λ∈L+↑\Lambda\in\mathcal{L}^\uparrow_+)に積 (a,Λ)(b,Λ′)=(a+Λb, ΛΛ′)(a,\Lambda)(b,\Lambda') = (a + \Lambda b,\ \Lambda\Lambda') を入れた群を**(固有直交時)ポアンカレ群** P+↑\mathcal{P}^\uparrow_+ と呼びます。時空点には x↦Λx+ax\mapsto\Lambda x + a と作用します。その普遍被覆 P~=R4⋊SL(2,C)\tilde{\mathcal{P}} = \mathbb{R}^4\rtimes\mathrm{SL}(2,\mathbb{C}) は、積 (a,A)(b,B)=(a+Λ(A)b, AB)(a,A)(b,B) = (a + \Lambda(A)b,\ AB) をもちます。

ヒルベルト空間 H\mathcal{H} 上の P~\tilde{\mathcal{P}} の強連続ユニタリ表現 UU に対して、ストーンの定理により自己共役作用素 PμP^\mu(互いに可換)と Mμν=−MνμM^{\mu\nu} = -M^{\nu\mu} が存在して

U(a,1)=eiPμaμ,U(0, exp⁡(−i2ωμνΣμν))=exp⁡(−i2ωμνMμν)U(a,\mathbb{1}) = e^{iP_\mu a^\mu},\qquad U\big(0,\ \exp(-\tfrac{i}{2}\omega_{\mu\nu}\Sigma^{\mu\nu})\big) = \exp\left(-\tfrac{i}{2}\omega_{\mu\nu}M^{\mu\nu}\right)

と書けます。ここで Σμν\Sigma^{\mu\nu} は sl(2,C)\mathfrak{sl}(2,\mathbb{C}) の元で、Λ\Lambda を通して JμνJ^{\mu\nu} に写るもの((0,12)(0,\tfrac12) 表現では SμνS^{\mu\nu} の下段)です。P0=HP^0 = H をハミルトニアン、P\boldsymbol P を運動量、Ji=12ϵijkMjkJ^i = \tfrac12\epsilon^{ijk}M^{jk} を角運動量、Ki=M0iK^i = M^{0i} をブーストの生成子と呼びます。

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閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。