数学 › 確率論 › 確率微分方程式

被積分過程のクラスと単純過程

定義 4.1(「確率微分方程式」§4)

L2[0,T]\mathcal{L}^2[0,T] を、発展的可測な過程 X=(Xt)t∈[0,T]X = (X_t)_{t \in [0,T]} であって

∥X∥L22:=E[∫0TXt2 dt]<∞\|X\|_{\mathcal{L}^2}^2 := \mathbb{E}\left[\int_0^T X_t^2\,dt\right] < \infty

を満たすもの全体(dt⊗dPdt \otimes d\mathbb{P}-a.e. で一致するものを同一視)とします。これは積測度空間上の L2L^2 空間の閉部分空間なので、ヒルベルト空間です。

X∈L2[0,T]X \in \mathcal{L}^2[0,T] が単純過程であるとは、分割 0=t0<⋯<tn=T0 = t_0 < \cdots < t_n = T と、Fti\mathcal{F}_{t_i}-可測かつ E[ξi2]<∞\mathbb{E}[\xi_i^2] < \infty なる確率変数 ξi\xi_i が存在して

Xt(ω)=∑i=0n−1ξi(ω) 1(ti, ti+1](t)X_t(\omega) = \sum_{i=0}^{n-1} \xi_i(\omega)\, \mathbf{1}_{(t_i,\, t_{i+1}]}(t)

と書けることをいいます。単純過程全体を S\mathcal{S} と書きます。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。