数学 › 未解決問題と大定理 › ポアンカレ予想 III

δ-切断による手術

定義 2.2(「ポアンカレ予想 III」§2)

r>0r\gt0(標準近傍のスケール)と小さい δ>0\delta\gt0 を取り、ρ=δr\rho=\delta r と置く。h∈(0,δρ)h\in(0,\delta\rho) を、「境界が Ωρ\Omega_\rho にある ε\varepsilon-角の中の点 xx で Rˉ(x)−1/2≤h\bar R(x)^{-1/2}\le h となるものは、強い δ\delta-首の中心である」ように選ぶ(第 2 論文 4.3 節の補題で存在が示される)。特異時刻 TT での手術を次の操作と定める。

  1. Ωρ\Omega_\rho が空なら、何も残さない(流れは時刻 TT で消滅したという)。
  2. Ωρ\Omega_\rho が空でなければ、Ωρ\Omega_\rho と交わらない Ω\Omega の成分を捨てる。残った各成分の各 ε\varepsilon-角について、半径 hh の δ\delta-首を 1 つ選び、その中央の 22 次元球面で切って、角の先の側を捨て、切り口に標準的な帽子(33 次元球体の上の、曲率の pinching を保つように作った回転対称な計量)を貼る。
  3. こうして得た閉多様体の成分のうち、丸い球面の商に ε\varepsilon-近いものは捨てる(消滅したとみなす)。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。