数学 › 未解決問題と大定理 › ポアンカレ予想 II

3 次元の κ-解の構造(Perelman)

定理 7.10(「ポアンカレ予想 II」§7) ・ ※主張のみ

g(t)g(t) を 33 次元の古代 κ\kappa-解とする。

  1. (漸近ソリトン)基点 (p,t0)(p,t_0) についての簡約距離 ll に対し l(q(τ),τ)≤32l(q(\tau),\tau)\le\frac32 となる点 q(τ)q(\tau) を取ると、g(t0−τ)g(t_0-\tau) を q(τ)q(\tau) のまわりで τ−1\tau^{-1} 倍に拡大した解は、τ→∞\tau\to\infty の部分列で、平坦でない縮小勾配ソリトンに収束する。
  2. (漸近ソリトンの分類)(1) の極限は、丸い S3S^3 の商、丸い円柱 S2×RS^2\times\mathbb{R}、または円柱の Z/2\mathbb{Z}/2 による商のいずれかである。
  3. (コンパクト性)κ\kappa を固定したとき、κ\kappa-解の全体は相似拡大を法としてコンパクトである。すなわち、κ\kappa-解の列と R(xk,0)=1R(x_k,0)=1 となる基点の列から、定理 7.7 (1) の意味で収束する部分列が取れ、極限も κ\kappa-解である。
  4. (普遍的な定数と局所的な形)普遍定数 κ0>0\kappa_0\gt0、η\eta があって、すべての κ\kappa-解は、κ0\kappa_0-解であるか丸い球面の商であり、各点で ∣∇R∣<ηR3/2|\nabla R|\lt\eta R^{3/2}、∣∂tR∣<ηR2|\partial_tR|\lt\eta R^2 を満たす。十分小さい ε>0\varepsilon\gt0 に対し定数 C1(ε),C2(ε)C_1(\varepsilon),C_2(\varepsilon) があって、κ\kappa-解の各点 (x,t)(x,t) は、ある半径 r<C1R(x,t)−1/2r\lt C_1R(x,t)^{-1/2} について B(x,t,r)⊂B⊂B(x,t,2r)B(x,t,r)\subset B\subset B(x,t,2r) となる近傍 BB で、(a) 強い ε\varepsilon-首、(b) ε\varepsilon-帽子、(c) S3S^3 または RP3\mathbb{R}P^3 に微分同相な閉多様体、(d) 断面曲率が正の定数の閉多様体、のいずれかであるものを持つ。BB の上でスカラー曲率は C2−1R(x,t)C_2^{-1}R(x,t) と C2R(x,t)C_2R(x,t) の間にある。

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閉包の状態

※ 主張のみ

証明を Rikai に書かない定理です(研究最前線の結果や、証明が本 1 冊分になるもの)。主張のみの台帳に理由つきで登録されています。理由と出典は 本文の注意 にあります。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義

主張のみなので、Rikai の中で証明が使う前提はありません。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。