数学 › 未解決問題と大定理 › ポアンカレ予想 II

ε-首・強い ε-首・ε-帽子

定義 7.12(「ポアンカレ予想 II」§7)

ε>0\varepsilon\gt0 とする。B(x,t,ρ)B(x,t,\rho) で時刻 tt の計量での半径 ρ\rho の開距離球を表す。

  1. 距離球 B(x,t,ε−1r)B(x,t,\varepsilon^{-1}r) が ε\varepsilon-首であるとは、計量を r−2r^{-2} 倍すると、標準的な首 S2×IS^2\times I(S2S^2 はスカラー曲率 11 の丸い球面、II は長さ 2ε−12\varepsilon^{-1} の区間、積計量)に ε\varepsilon-近いことをいう。ε\varepsilon-近いとは、微分同相で引き戻した計量の差が、N>ε−1N\gt\varepsilon^{-1} 階までの導関数を込めて ε\varepsilon 未満であることをいう。
  2. 時空の領域 {(x′,t′):x′∈B(x,t,ε−1r), t−r2≤t′≤t}\{(x',t'):x'\in B(x,t,\varepsilon^{-1}r),\ t-r^2\le t'\le t\} が強い ε\varepsilon-首であるとは、計量を r−2r^{-2} 倍、時間を r−2r^{-2} 倍すると、縮む標準的な首(時刻 t′∈[−1,0]t'\in[-1,0] でスカラー曲率が (1−t′)−1(1-t')^{-1} の円柱の流れ)に ε\varepsilon-近いことをいう。
  3. 33 次元球体 B3B^3 または RP3∖Bˉ3\mathbb{R}P^3\setminus\bar B^3 の上の計量が ε\varepsilon-帽子であるとは、あるコンパクト集合の外の各点が ε\varepsilon-首に含まれ、スカラー曲率が端で有界であることをいう。

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閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。