数学 › 未解決問題と大定理 › フェルマーの最終定理 I

分解群・惰性群・不分岐・Frobenius

定義 4.8(「フェルマーの最終定理 I」§4)

Gℓ=Aut(Q‾ℓ/Qℓ)G_\ell = \mathrm{Aut}(\overline{\mathbb{Q}}_\ell/\mathbb{Q}_\ell) とおき、制限 σ↦σ∣Q‾\sigma \mapsto \sigma|_{\overline{\mathbb{Q}}} によって GQG_{\mathbb{Q}} への準同型 Gℓ→GQG_\ell \to G_{\mathbb{Q}} を得る(ℓ\ell での分解群)。Qℓur=⋃n≥1Qℓ(ζℓn−1)\mathbb{Q}_\ell^{\mathrm{ur}} = \bigcup_{n \ge 1}\mathbb{Q}_\ell(\zeta_{\ell^n - 1})(ζr\zeta_r は 11 の原始 rr 乗根)を Qℓ\mathbb{Q}_\ell の最大不分岐拡大といい、Iℓ=Aut(Q‾ℓ/Qℓur)⊂GℓI_\ell = \mathrm{Aut}(\overline{\mathbb{Q}}_\ell/\mathbb{Q}_\ell^{\mathrm{ur}}) \subset G_\ell を惰性群という。

GQG_{\mathbb{Q}} の作用する集合や、準同型 ρˉ:GQ→H\bar\rho : G_{\mathbb{Q}} \to H が ℓ\ell で不分岐であるとは、IℓI_\ell が自明に作用する(ρˉ(Iℓ)=1\bar\rho(I_\ell) = 1)ことをいう。GℓG_\ell の元で、Qℓur\mathbb{Q}_\ell^{\mathrm{ur}} の整数環の剰余体 F‾ℓ\overline{\mathbb{F}}_\ell に x↦xℓx \mapsto x^\ell を引き起こすものを Frobenius 元といい Frobℓ\mathrm{Frob}_\ell と書く。ρˉ\bar\rho が ℓ\ell で不分岐なら、ρˉ(Frobℓ)\bar\rho(\mathrm{Frob}_\ell) は Frobℓ\mathrm{Frob}_\ell の選び方によらない。

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閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。