数学 › 関数解析と作用素論 › 自己共役性の判定

対称・自己共役・本質的自己共役

定義 2.1(「自己共役性の判定」§2)

稠密な定義域をもつ作用素 AA が対称であるとは、すべての φ,ψ∈D(A)\varphi,\psi\in D(A) について ⟨φ,Aψ⟩=⟨Aφ,ψ⟩\langle \varphi, A\psi\rangle = \langle A\varphi,\psi\rangle が成り立つこと、すなわち A⊂A∗A\subset A^* であることをいう。A=A∗A = A^* のとき AA は自己共役であるという。対称作用素 AA の閉包 Aˉ\bar{A} が自己共役であるとき、AA は本質的自己共役であるという。自己共役作用素 TT と部分空間 D⊂D(T)D\subset D(T) について、T∣DT|_D が本質的自己共役であるとき DD を TT の芯(core)という。作用素 AA が下に有界であるとは、ある γ∈R\gamma\in\mathbb{R} があってすべての ψ∈D(A)\psi\in D(A) について ⟨ψ,Aψ⟩≥γ∥ψ∥2\langle\psi, A\psi\rangle \ge \gamma\|\psi\|^2 となることをいい、A≥γA\ge\gamma と書く。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。