数学 › 複素幾何 › 正則ベクトル束・Chern 接続・直線束と因子
因子・主因子・有理型切断
定義 6.1(「正則ベクトル束・Chern 接続・直線束と因子」§6)
- X の開被覆 {Uα} と fα∈M∗(Uα) の族で、Uα∩Uβ 上 fα/fβ∈O∗(Uα∩Uβ) となるものの組 {(Uα,fα)} を考える。二つの組 {(Uα,fα)}、{(Vβ,fβ′)} は、すべての α,β で fα/fβ′∈O∗(Uα∩Vβ) のとき同値であるという。同値類を X の因子といい、fα を局所方程式という。因子の全体 Div(X) は、{(Uα,fα)}+{(Vβ,fβ′)}={(Uα∩Vβ,fαfβ′)} を和、{(X,1)} を零元として可換群になる。
- 局所方程式がすべて正則関数に取れる因子を有効因子という。f∈M∗(X) が定める因子 div(f)={(X,f)} を主因子という。
- 正則直線束 L(変換関数 gαβ)の有理型切断とは、Uα 上の有理型関数 sα の族で sα=gαβsβ を満たすものをいう。すべての sα が M∗(Uα) に属するとき、div(s)={(Uα,sα)} は因子である。
- 因子 D={(Uα,fα)} に対し、正則コサイクル gαβ=fα/fβ が定める正則直線束を O(D) と書く。{fα} は O(D) の有理型切断 sD で、div(sD)=D である。
本文で読む(前後の説明と例)→
閉包の状態
定義
定義は閉包の起点です(証明を要しません)。
印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。
これを使っている定理
証明で明示的に参照している定理は、まだありません。