数学 › 複素関数論 › Jensen の公式と劣調和関数

近接関数・個数関数・特性関数

定義 9.8(「Jensen の公式と劣調和関数」§9)

ff を D‾(0,R)\overline{D}(0,R) を含む円板上の有理型関数で、恒等的に 00 でなく、00 が零点でも極でもないものとする。0<r≤R0<r\le R について

  • 近接関数 m(r,f)=12π∫02πlog⁡+∣f(reiθ)∣ dθm(r,f)=\dfrac1{2\pi}\displaystyle\int_0^{2\pi}\log^+\bigl|f(re^{i\theta})\bigr|\,d\theta(極は円周上に有限個なので、その点は積分から除く)、
  • 個数関数 N(r,f)=∫0rn(t,f)t dtN(r,f)=\displaystyle\int_0^r\frac{n(t,f)}{t}\,dt(n(t,f)n(t,f) は ∣z∣≤t|z|\le t にある ff の極の個数、位数の重複込み)、
  • 特性関数 T(r,f)=m(r,f)+N(r,f)T(r,f)=m(r,f)+N(r,f)

と置く。a∈Ca\in\mathbb{C} で f(0)≠af(0)\ne a のとき、m(r,a)=m(r,1/(f−a))m(r,a)=m\bigl(r,1/(f-a)\bigr)、N(r,a)=N(r,1/(f−a))N(r,a)=N\bigl(r,1/(f-a)\bigr) と書く。N(r,a)N(r,a) は f=af=a となる点(aa-点)の個数を、m(r,a)m(r,a) は円周上で ff が aa にどれだけ近いかを測る。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。