数学 › 可換環論 › Tor・Ext と深さ

複体・ホモロジー・鎖写像・ホモトピー

定義 2.1(「Tor・Ext と深さ」§2)

  1. AA 加群と準同型の列 C∙=(⋯→Cn+1→dn+1Cn→dnCn−1→⋯ )C_\bullet = (\cdots \to C_{n+1} \xrightarrow{d_{n+1}} C_n \xrightarrow{d_n} C_{n-1} \to \cdots)(n∈Zn \in \mathbb{Z})で dndn+1=0d_n d_{n+1} = 0 を満たすものを複体という。Zn=ker⁡dnZ_n = \ker d_n、Bn=Im⁡dn+1B_n = \operatorname{Im} d_{n+1} とおき、Hn(C)=Zn/BnH_n(C) = Z_n/B_n を nn 次ホモロジーという。すべての nn で Hn(C)=0H_n(C) = 0 のとき C∙C_\bullet は完全(非輪状)であるという。
  2. 添字が上がる列 Cn→dnCn+1C^n \xrightarrow{d^n} C^{n+1} で dn+1dn=0d^{n+1}d^n = 0 のものも、Cn=C−nC_n = C^{-n} とおけば複体である。このとき Hn(C)=ker⁡dn/Im⁡dn−1H^n(C) = \ker d^n / \operatorname{Im} d^{n-1} と書き、nn 次コホモロジーという。
  3. 複体の間の準同型の族 fn ⁣:Cn→Dnf_n\colon C_n \to D_n で dfn=fn−1dd f_n = f_{n-1} d を満たすものを鎖写像という。鎖写像は ZnZ_n を ZnZ_n に、BnB_n を BnB_n に写すので、Hn(f) ⁣:Hn(C)→Hn(D)H_n(f)\colon H_n(C) \to H_n(D) を誘導する。
  4. 二つの鎖写像 f,g ⁣:C∙→D∙f, g\colon C_\bullet \to D_\bullet がホモトピックであるとは、準同型の族 hn ⁣:Cn→Dn+1h_n\colon C_n \to D_{n+1} で fn−gn=dn+1hn+hn−1dnf_n - g_n = d_{n+1} h_n + h_{n-1} d_n を満たすもの(ホモトピー)が存在することをいう。

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閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。