数学 › 代数的整数論・類体論 › 付値と完備化

素点と正規化した絶対値

定義 8.2(「付値と完備化」§8)

体 KK の自明でない絶対値の同値類を KK の素点という。KK を代数体とする。

  • OK\mathcal{O}_K の 00 でない素イデアル p\mathfrak{p} に対し ∣x∣p:=(Np)−vp(x)|x|_{\mathfrak{p}} := (N\mathfrak{p})^{-v_{\mathfrak{p}}(x)}。この同値類を有限素点という。
  • 実の埋め込み σ ⁣:K→R\sigma \colon K \to \mathbb{R} に対し ∣x∣σ:=∣σ(x)∣∞|x|_\sigma := |\sigma(x)|_\infty。この同値類を実素点という。
  • 実でない埋め込み σ ⁣:K→C\sigma \colon K \to \mathbb{C} に対し ∣x∣σ:=∣σ(x)∣∞2|x|_\sigma := |\sigma(x)|_\infty^2。∣σ(x)∣∞|\sigma(x)|_\infty の同値類を複素素点という(σ\sigma と σˉ\bar\sigma は同じ素点を定める)。 実素点と複素素点を合わせて無限素点という。上の ∣⋅∣v|\cdot|_v を素点 vv の正規化した絶対値という。複素素点の ∣⋅∣v|\cdot|_v は絶対値の平方で、三角不等式を満たさないが、定める位相は同じである。有限素点 vv が素数 pp の上にあることを v∣pv \mid p、無限素点であることを v∣∞v \mid \infty と書く。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。