数学 › 代数的整数論・類体論 › 付値と完備化

絶対値

定義 2.1(「付値と完備化」§2)

体 KK の絶対値(乗法付値)とは、写像 ∣⋅∣ ⁣:K→R≥0|\cdot| \colon K \to \mathbb{R}_{\ge 0} で、すべての x,y∈Kx, y \in K について次の 3 条件を満たすものをいう。

  1. ∣x∣=0  ⟺  x=0|x| = 0 \iff x = 0。
  2. ∣xy∣=∣x∣ ∣y∣|xy| = |x|\,|y|。
  3. ∣x+y∣≤∣x∣+∣y∣|x + y| \le |x| + |y|。

x≠0x \ne 0 で常に ∣x∣=1|x| = 1 となる絶対値を自明な絶対値という。条件 3 より強い条件

∣x+y∣≤max⁡(∣x∣,∣y∣)(強三角不等式)|x + y| \le \max(|x|, |y|) \qquad \text{(強三角不等式)}

を満たす絶対値を非 Archimedes 的、そうでないものを Archimedes 的という。絶対値つきの体を付値体と呼ぶ。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。