数学 › 代数幾何 I(多様体とスキーム) › 層

環付き空間・加群の層

定義 2.3(「層」§2)

  1. O\mathcal{O} を XX 上の環の前層とする。O\mathcal{O} 加群の前層とは、Abel 群の前層 F\mathcal{F} で、各 F(U)\mathcal{F}(U) に O(U)\mathcal{O}(U) 加群の構造が与えられ、a∈O(U)a \in \mathcal{O}(U)、s∈F(U)s \in \mathcal{F}(U)、V⊆UV \subseteq U について (as)∣V=a∣V⋅s∣V(as)|_V = a|_V \cdot s|_V となるものをいう。それが層のとき O\mathcal{O} 加群の層(または単に O\mathcal{O} 加群)という。射は、各 φU\varphi_U が O(U)\mathcal{O}(U) 線形である前層の射とする。O\mathcal{O} 加群の層の圏を Mod(O)\mathsf{Mod}(\mathcal{O}) と書く。
  2. 位相空間 XX と XX 上の環の層 OX\mathcal{O}_X の組 (X,OX)(X, \mathcal{O}_X) を環付き空間といい、OX\mathcal{O}_X を構造層という。

O\mathcal{O} として、すべての開集合に Z\mathbb{Z} を、すべての制限写像に恒等写像を対応させる環の前層を取ると、O\mathcal{O} 加群の層は Abel 群の層と同じものである。したがって Ab(X)\mathsf{Ab}(X) と、環付き空間の Mod(OX)\mathsf{Mod}(\mathcal{O}_X) は、どちらも Mod(O)\mathsf{Mod}(\mathcal{O}) の特別な場合である。以下、とくに断らなければ O\mathcal{O} は XX 上の環の前層を表す。

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閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。