情報科学 › 研究のための計算の実務 › 再現できる数値実験

浮動小数の加法は結合的でない

命題 3.1(「再現できる数値実験」§3) ・ ✓公理まで証明済み

x=M⋅2e−p+1∈Fx=M\cdot2^{e-p+1}\in\mathbb{F} を正規化数(2p−1≤M<2p2^{p-1}\le M\lt2^p)で、MM が偶数、emin⁡+1≤e≤emax⁡e_{\min}+1\le e\le e_{\max} とし、h=2e−ph=2^{e-p}(xx の右隣との間隔の半分)とおく。このとき h∈Fh\in\mathbb{F} で、

fl(fl(x+h)+h)=x,fl(x+fl(h+h))=x+2h\mathrm{fl}\bigl(\mathrm{fl}(x+h)+h\bigr)=x,\qquad\mathrm{fl}\bigl(x+\mathrm{fl}(h+h)\bigr)=x+2h

である。2 つの括弧づけの結果は、xx の位置での浮動小数点数の間隔 2h2h(1 ulp)だけ異なる。とくに binary64 で x=1x=1, h=2−53h=2^{-53} とすると、(1+2−53)+2−53(1+2^{-53})+2^{-53} は 11、1+(2−53+2−53)1+(2^{-53}+2^{-53}) は 1+2−521+2^{-52} と計算される。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 1 件、定義なども含めて 1 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 1 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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