情報科学 › 偏微分方程式の離散化 › 楕円型・放物型方程式の差分法

格子領域と離散 Laplace 作用素

定義 2.1(「楕円型・放物型方程式の差分法」§2)

d∈{1,2}d \in \{1, 2\}、h>0h > 0 とし、e1,…,ed\boldsymbol{e}_1, \ldots, \boldsymbol{e}_d を Rd\mathbb{R}^d の標準基底とする。格子 hZdh\mathbb{Z}^d の点 PP の隣接点を P±hekP \pm h\boldsymbol{e}_k(k=1,…,dk = 1, \ldots, d)とし、その集合を N(P)N(P) と書く(2d2d 個)。hZdh\mathbb{Z}^d の空でない有限部分集合 Ωh\Omega_h を内部の格子点の集合とし、

Γh={Q∉Ωh:Q∈N(P) となる P∈Ωh がある},Ωˉh=Ωh∪Γh\Gamma_h = \{Q \notin \Omega_h : Q \in N(P)\ \text{となる}\ P \in \Omega_h\ \text{がある}\},\qquad \bar\Omega_h = \Omega_h \cup \Gamma_h

を境界の格子点の集合、格子領域という。Ωˉh\bar\Omega_h 上の実数値関数 uu に対し

Δhu(P)=1h2∑Q∈N(P)(u(Q)−u(P))(P∈Ωh)\Delta_hu(P) = \frac{1}{h^2}\sum_{Q \in N(P)}\bigl(u(Q) - u(P)\bigr)\qquad(P \in \Omega_h)

を離散 Laplace 作用素という。d=1d = 1 では Δhu(x)=u(x+h)−2u(x)+u(x−h)h2\Delta_hu(x) = \frac{u(x+h) - 2u(x) + u(x-h)}{h^2}(3 点差分)、d=2d = 2 では

Δhu(x,y)=u(x+h,y)+u(x−h,y)+u(x,y+h)+u(x,y−h)−4u(x,y)h2\Delta_hu(x,y) = \frac{u(x+h,y) + u(x-h,y) + u(x,y+h) + u(x,y-h) - 4u(x,y)}{h^2}

(5 点差分)である。Ωh\Omega_h のどの 2 点も、Ωh\Omega_h の点だけを通って隣接点をたどる列で結べるとき、Ωh\Omega_h は連結であるという。

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閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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