数学 › 未解決問題と大定理 › Yang–Mills 理論と質量ギャップ II

Yang–Mills の自由エネルギーの主要項(Chatterjee)

定理 8.7(「Yang–Mills 理論と質量ギャップ II」§8) ・ ※主張のみ

d≥2d\ge2、N≥1N\ge1 とし、箱 Bn={0,…,n−1}dB_n=\{0,\dots,n-1\}^d の上の U(N)U(N) 格子ゲージ理論を重み exp⁡(−1g02∑pRe tr(1−Up))\exp\bigl(-\frac{1}{g_0^2}\sum_p\mathrm{Re}\,\mathrm{tr}(1-U_p)\bigr) で考え、F(Bn,g0)=n−dlog⁡Z(Bn,g0)F(B_n,g_0)=n^{-d}\log Z(B_n,g_0) とする。次元だけで決まる定数 KdK_d(軸ゲージで固定した格子の 2 次形式の行列式の対数から定まる)があって

lim⁡n→∞g0→0(F(Bn,g0)−12(d−1−dn+1nd)N2log⁡(g02))=(d−1)log⁡∏j=1N−1j!(2π)N/2+N2Kd\lim_{\substack{n\to\infty\\g_0\to0}}\Bigl(F(B_n,g_0)-\frac12\Bigl(d-1-\frac dn+\frac{1}{n^d}\Bigr)N^2\log(g_0^2)\Bigr)=(d-1)\log\frac{\prod_{j=1}^{N-1}j!}{(2\pi)^{N/2}}+N^2K_d

が成り立つ(nn と g0g_0 は独立に動いてよい)。とくに、格子間隔 ε\varepsilon の格子で g02=g2ε4−dg_0^2=g^2\varepsilon^{4-d} とすると、d=2,3d=2,3 では g>0g\gt0 を固定した連続極限 ε→0\varepsilon\to0 での log⁡Z\log Z の主要項が得られる。d=4d=4 では g0=gg_0=g が ε\varepsilon によらないので、同じ公式が得られるのは g→0g\to0 を同時に取る弱結合極限に限られる。

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閉包の状態

※ 主張のみ

証明を Rikai に書かない定理です(研究最前線の結果や、証明が本 1 冊分になるもの)。主張のみの台帳に理由つきで登録されています。理由と出典は 本文の注意 にあります。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義

主張のみなので、Rikai の中で証明が使う前提はありません。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。