数学 › 未解決問題と大定理 › Yang–Mills 理論と質量ギャップ II

ゲージ共変なブロック平均と小さい場・大きい場

定義 4.1(「Yang–Mills 理論と質量ギャップ II」§4)

UU を格子間隔 aa の格子ゲージ場、L≥2L\ge2 を整数とする。

  1. ゲージ共変なブロック平均とは、UU から格子間隔 LaLa の格子ゲージ場 Uˉ\bar U を作る対応 U↦UˉU\mapsto\bar U で、細かい格子のゲージ変換 hh について Uh‾=Uˉ hˉ\overline{U^h}=\bar U^{\,\bar h}(hˉ\bar h は hh を粗い格子の点に制限したもの)を満たすものをいう。たとえば、粗い辺 x→x+Lμ^x\to x+L\hat\mu に対し、ブロックの各点 yy から出る長さ LL の直線の平行移動を、xx から yy への決まった経路の平行移動で xx に引き戻して平均し、その平均(行列)に最も近い群の元を取る。
  2. くりこみ群変換とは、重み e−S(U)e^{-S(U)} に、Uˉ\bar U が与えられた粗い配位 VV に近いことを表すゲージ共変な因子を掛けて UU について積分し、VV の関数 e−S′(V)e^{-S'(V)}(有効作用)を得る操作をいう。
  3. スケール kk の有効結合を gkg_k として、プラケット変数が ∥Up−1∥≤gk p(gk)\|U_p-1\|\le g_k\,p(g_k)(p(g)p(g) は log⁡1g\log\frac1g の適当なべき)を満たす領域を小さい場の領域、そうでない領域を大きい場の領域という。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。