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パイプライン化による速度向上

命題 7.2(「コンピュータアーキテクチャとCPUの構造」§7) ・ ✓公理まで証明済み

1 命令の処理に必要な組合せ論理の総遅延を TlogicT_{\text{logic}} とし、これを遅延の等しい k≥2k \ge 2 段に分割してあいだにレジスタを挟むとします。レジスタ 1 段分のオーバーヘッド(命題 5.2 の tcq+tsu+tskewt_{cq} + t_{su} + t_{skew})を trt_r と書きます。データの依存関係や分岐による停止が一切ないと仮定するとき、nn 個の命令を処理する時間は

Tseq(n)=n (Tlogic+tr),Tpipe(n)=(n+k−1)(Tlogick+tr)T_{\text{seq}}(n) = n\,(T_{\text{logic}} + t_r), \qquad T_{\text{pipe}}(n) = (n + k - 1)\left(\frac{T_{\text{logic}}}{k} + t_r\right)

であり、速度向上比は n→∞n \to \infty で

S(k)=Tlogic+trTlogick+tr=k (Tlogic+tr)Tlogic+k tr  <  kS(k) = \frac{T_{\text{logic}} + t_r}{\dfrac{T_{\text{logic}}}{k} + t_r} = \frac{k\,(T_{\text{logic}} + t_r)}{T_{\text{logic}} + k\,t_r} \; < \; k

に収束します。特に tr>0t_r > 0 である限り、段数 kk を増やしても速度向上は kk 倍に達しません。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています(前提の定理類 1 件、定義なども含めて 1 件)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義(直接 1 件)

▸ を開くと、その項目の証明が使う前提が出ます。深い先は各項目のページでたどれます。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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