情報科学 › 研究のための計算の実務 › 精度の選び方

精度を倍にしながらの反復

命題 5.3(「精度の選び方」§5) ・ ✓公理まで証明済み

  1. (精度)J=[x∗−δ,x∗+δ]J=[x^*-\delta,x^*+\delta]、φ:J→R\varphi:J\to\mathbb{R} とし、定数 K>0K\gt0 についてすべての x∈Jx\in J で ∣φ(x)−x∗∣≤K∣x−x∗∣2|\varphi(x)-x^*|\le K|x-x^*|^2 とする。0<τ0≤δ0\lt\tau_0\le\delta, 2Kτ0<12K\tau_0\lt1 とし、τj+1=2Kτj2\tau_{j+1}=2K\tau_j^2 と定める。x0∈Jx_0\in J, ∣x0−x∗∣≤τ0|x_0-x^*|\le\tau_0 から出発して xj+1=φ(xj)+ρj,∣ρj∣≤Kτj2x_{j+1}=\varphi(x_j)+\rho_j,\qquad|\rho_j|\le K\tau_j^2 (ρj\rho_j は jj 回目の反復を有限の精度で行ったことによる誤差)で列を作ると、すべての jj で xj∈Jx_j\in J, ∣xj−x∗∣≤τj|x_j-x^*|\le\tau_j であり、2Kτj=(2Kτ0)2j2K\tau_j=(2K\tau_0)^{2^j} である。
  2. (費用)関数 M:{1,2,…}→(0,∞)M:\{1,2,\ldots\}\to(0,\infty) が、すべての qq で M(2q)≥2M(q)M(2q)\ge2M(q) を満たすとする。目標の精度を p=2Jp0p=2^Jp_0(p0≥1p_0\ge1, J≥0J\ge0 は整数)とし、精度 qq での反復 1 回の費用が aM(q)aM(q) 以下(a>0a\gt0 は定数)とする。反復を精度 p0,2p0,4p0,…,2Jp0=pp_0,2p_0,4p_0,\ldots,2^Jp_0=p で 1 回ずつ行うと、費用の合計は ∑i=0JaM(p/2i)≤aM(p)∑i=0J2−i<2aM(p)\sum_{i=0}^{J}aM\bigl(p/2^i\bigr)\le aM(p)\sum_{i=0}^{J}2^{-i}\lt2aM(p) である。すべての反復を精度 pp で行う場合の上界 (J+1)aM(p)(J+1)aM(p) に対し、最後の 1 回の 2 倍未満で済む。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義

証明は Rikai の他の定理を参照していません(定義と論理だけで示されています)。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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