情報科学 › 研究のための計算の実務 › 長時間ジョブの管理

キーつきの保存による冪等性

命題 3.3(「長時間ジョブの管理」§3) ・ ✓公理まで証明済み

KK をキーの集合、f:K→Vf : K \to V を写像とする。保存域は KK から VV への部分写像 σ\sigma(有限個のキーに値が対応している表)を保持し、1 件の書き込みは原子的(表に入るか、まったく入らないか)とする。キー κ∈K\kappa \in K に対する操作 step(κ)\mathrm{step}(\kappa) を、「κ\kappa が σ\sigma の定義域にあれば σ(κ)\sigma(\kappa) を返す。なければ v=f(κ)v = f(\kappa) を計算し、(κ,v)(\kappa, v) を表に書き込んで vv を返す」と定める。最初の表 σ0\sigma_0 が、定義域の上で ff と一致するとする。このとき、step(κ1),…,step(κn)\mathrm{step}(\kappa_1), \ldots, \mathrm{step}(\kappa_n) をどんな順序で、同じキーを何回繰り返して、またどの操作が途中で中断されても、次が成り立つ。

  1. 表はつねに定義域の上で ff と一致し、最後まで行われた step(κ)\mathrm{step}(\kappa) は f(κ)f(\kappa) を返す。
  2. すべての操作が少なくとも 1 回ずつ最後まで行われた後の表は、定義域が dom σ0∪{κ1,…,κn}\mathrm{dom}\,\sigma_0 \cup \{\kappa_1, \ldots, \kappa_n\} で、その上で ff と一致する表であり、順序と繰り返しの回数によらない。とくに step(κ)\mathrm{step}(\kappa) を 2 回続けて行った後の表は、1 回行った後の表と同じである(冪等性)。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義

証明は Rikai の他の定理を参照していません(定義と論理だけで示されています)。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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